取引先の皆様には日ごろより大変お世話になっております。
さて、2024年10月に創業者である山本真裕(現取締役会長)から山崎記敬(現代表取締役)が事業引継ぎして以来、これまでの40年間で培ってきた実績やノウハウを生かしつつも、事業の成長や組織の若返りを目指して、組織体制および技術設備のアップデートを図るべく様々な取り組みを進めてきました。
2025年4月には、創業地である月寒から東札幌へ事務所を移転するとともに、新卒採用含む、新しい社員を受け入れることができましたので、4月からの新事務所および組織体制等についてご紹介いたします。
(1)新事務所への移転
2025年4月に東札幌に事務所を移転しました(〒003-0006札幌市白石区東札幌6条4丁目1-11)
新事務所では、地下鉄および車での利便性が向上し、札幌市中心部から30分かからず事務所に来ることができるようになりました。
※札幌市営地下鉄東西線東札幌駅から徒歩約12分、札幌駅から車で約17分、前面に来客用駐車場あり
事務所の延床面積について、旧事務所は約200㎡でしたが、新事務所は約600㎡と約3倍の広さになりました。
模型制作に使用する作業場スペースとして、大型模型用作業場スペース(約120㎡)、造形用作業スペース(約35㎡)、3Dプリンタ等機械スペース(約35㎡)のほか、工作機械設置スペース(約30㎡)、塗装ブース(約20㎡)のほか、事務所スペース、会議スペース、展示スペースなど、最大8M程度の大型模型でも制作可能な作業場を確保しています。
(2)東京事務所の開設
2024年10月からヤブシタグループの一員となり、ヤブシタ東京支店内に当社東京事務所を設置し、東京都内に拠点を設置することができました(東京都港区芝5丁目20-9 東化ビル2階 ヤブシタ東京支店内)
今のところ東京事務所には常勤社員はおりませんが、東京都内にて展示模型のデモや商談などがやりやすくなりましたので、リアルの場でデモや商談をご希望される場合は、東京事務所でも対応できますのでお取引先の皆様にもご活用いただければ幸いです。
(3)技術設備
事業引継ぎ後から、3D技術に関する設備導入や技術習得に注力してきており、2024年11月に3Dスキャナとして、1/1000の高精度で3次元計測できるキーエンスVL-700を導入、2025年4月には3DCADソフトとしてライノセラスRhino8を導入、3DモデリングソフトとしてAutodesk MAYAとBlenderを導入、今後はカラー3Dプリンタなどの導入も進めていく予定で、模型分野に特化した形で、今後も3D設計・3Dデザインの技術力を向上するべく、技術投資を行っていく予定です。
当社の強みである、レプリカ模型の熟練技術に加えて、3D設計・3Dデザイン技術と融合させることで、模型制作分野における品質向上・生産性向上・コスト削減などの付加価値を追求していきます。
(4)組織体制
2024年9月時点の組織体制としては、役員4名・従業員7名・アルバイト1名の12名体制でしたが、2025年4月時点では、役員6名(創業者2名含む)・従業員13名(内定者1名含む)・アルバイト5名の24名体制となりました。
役員体制については、創業者同族による役員体制から、未踏クリエータである水丸和樹取締役、ヤブシタグループとの連携強化を担当する岩本昭男取締役を加え、監査役として旭川市立大学の須田孝徳教授にもご就任いただき、技術面・経営面の両面から役員体制を強化しました。
2024年10月には組織体制を抜本的に見直しし、お客様の窓口やデザイン・設計を担うディレクション部門、模型や造形物の制作を担当するクリエイティブ部門、総務業務や管理業務を担当するコーポレート部門の3部門に再編して役割と責任を明確化しました。
従業員の状況については、2024年9月時点で従業員数7名、平均年齢48.7歳でしたが、新卒含む、20歳代の若手社員を積極的に採用したことで、2025年4月時点(内定者含む)では従業員数13名、平均年齢37.9歳と平均年齢で10歳以上、組織の若返りを図りました。
今後はこれまで培ってきた展示模型や造形分野において熟練した職人技術やノウハウと、20歳代を初めとした若手社員のデザインセンスや感性、3D技術を融合させた組織作りを進めていきます。
取引先の皆様には、これまでにも増して、模型分野を初めとした様々なプロジェクトに関して、当社およびメンバー共々、皆様と一緒に新しいものづくり業務に関わらせていただければ幸いです。